Vol.2
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革の断面を滑らかにする作業
高速で廻る木製のコマを使い
断面に出る細かい繊維をなくして
滑らかに研きあげてゆきます。
滑らかになりにくい素材の場合には
この木製コマの前に、
ダイヤモンドの鑢のついたコマで、
予めグラインドしておきます。
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滑らかになった断面に
「バスコ」とゆう樹脂を塗ります。
革に合わせて色を選びますが あえて
アクセントに濃い色を選ぶ事もあります。
一度縫った「バスコ」が完全に乾いたら
上の木製コマの行程にもう一度戻り、
さらにもう一度「バスコ」を重ね塗り。
これで断面は滑らか。綺麗になります。
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ミシンで縫うのも ちょっとワザあり。
上糸は配色糸を使うことが多いのですが
その時も 下糸の色を工夫すると
仕上がりがグッと綺麗に見えます。
今回は革の色より一段濃い色をチョイス。
上糸の配色が引き立ちます。
腕ミシンを使い
カーブを生かして しっかりと。
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マグネット金具をカシメ付け
ようやく完成。縫い付けられます。
何気なく使う小さな小さなパーツにも
手を抜くことなく 真面目にきちんと
心を込めて作り続けられるのは
使ってくれる人たちが
ずっとずっと 気に入って
使い続けてくれるから。
だから きっと
これからも ずーっと
こんな風に作り続けていきます。
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